
5.302012
こんばんは。週半ば、お疲れ様です♪
本日は 、法律や訴訟自体の話ではなく、ずっと柔らかなお話をさせて下さい(^^ゞ。
霞ヶ関の東京高等・地方裁判所 (同一庁舎です。全17階建、低層~中層階は地方裁判所、高層階は高等裁判所として使われております)の地下1階には、食堂や小さな書店、雑貨屋とともに、郵便局があります。正式名称を、「東京高等裁判所内郵便局」 と言います。
この郵便局は、一般の通常郵便業務(保険等含む)などを勿論行っておりますが、裁判所内の郵便局だけあって、少し変わった業務として、
・ 収入印紙を頻繁に取り扱う ( 訴状には、訴訟請求額に応じて、手数料として印紙を貼ります)。
・ 訴訟郵券(切手)セットが用意されている ( 訴訟を提起したり、個人破産などを申し立てる場合には、裁判所所定の切手の組み合わせを添付する必要があります。(東京地裁なら、合計6,400円のセットになります。)
という点があります 。
この、東京高等裁判所内郵便局 、夕方4時過ぎになると、通常の郵便局では見られない珍しい光景が繰り広げされます。
東京地裁には、民事が50部まで、刑事が21部まであります。また、
東京高裁には、民事が24部まで、刑事が12部まであります、
そして、これらの部からは、毎日、訴訟の当事者などに送達するための大量の郵便物が発生し、それを、各部の事務官の方々が両手一杯に抱えて、あるいは大きなワゴンに入れて、郵便物発送窓口にお並びになるのです。
( この光景に圧倒され、 私共裁判所部外者は、この時間帯に、郵便物発送窓口や、小包発送窓口を利用する気にはなりません・・・お邪魔になりそうで(^^ゞ)
そこで登場するのが、凄腕達人のおばさま!です。
大量の郵便物(多くが、特別送達、と言われる郵便物で、表面に「特別送達」と記載されたうえで、裏面に郵便送達報告書用紙が貼付されている)をすこしずらして一列にならべ、
眼にも止まらぬ凄い速さで、消印をボンボンボンボン押していくのです!
その、無駄な動きが一切排除された芸術的な、俊敏なプロの技には、舌を巻かずにはいられません!
裁判所は、入口を通過したら、写真撮影、動画撮影は厳禁ですので、この様子をアップロードさせて頂くことはできませんが、もしYouTubeにアップロードできたら、かなり閲覧されるのでは、と個人的に思っております♪
皆様も、是非、裁判のご用がなくても、夕方の東京高裁・地裁庁舎地下の郵便局を訪れてみて下さいませ♪
(ただし、お邪魔になるような、小包の発送などはお避けになりますようにf(^^;))
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