
8.202011
(Facebookに2011,2,16に投稿したコラムを転載したものです。)
もしも運悪く、貴方や貴方の家族が警察に逮捕され、身柄拘束されてしまったら、かなり動揺なさるのではないでしょうか。
そのような場合に備えて、全国の各弁護士会は、「当番弁護士制度」を設けています。
すなわち、この制度を利用すれば、知り合いに弁護士がいない場合でも、その場で「当番弁護士を頼みたい」といえば(通常は、警察の留置係に伝えることが多いようです)、警察署から最寄りの弁護士会に連絡が入り、当日当番弁護士として待機している弁護士がその日のうちに身柄拘束されてしまった人に接見(=面会のことです。弁護士の接見には警官は立ち会いません。一般人の面会では警官の立ち会いがあります)に行きます。なお、1回目の接見は無料です。
当番弁護士は、身柄拘束された状況、取調の状況を聞いて、その人の言い分を聞いたり、その人の権利やこれからの手続きなどについて説明してくれますし、依頼があれば、家族との連絡も取ります。
もしお知り合いに弁護士がいない場合には、是非活用して下さいませ!
追伸:私の当番弁護士待機はよりによって日曜だったりお正月だったり・・・(待機自体は無償)。何か弁護士会に恨まれているかしら??(笑)
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