
2.12012
こんばんは!(とは申しても、もう深夜1時半ですが・・・。投稿時間は今朝の7時に設定しておりますので、おはようございます!)
※ 写真は、「フリー素材屋星野」さんのものを使わせて頂きました。
まず、弁護士の業務は、全て守秘義務が絡んできますし、ましてWordPressやFacebookページは実名で記事を書かせて頂いておりますことから、事案については詳細に書くことができませんことを、最初にお許し下さいm(_ _)m。
ある医療事件を、超ベテランの先生のご指導のもとに、患者様側の立場で、一緒にかかわらせて頂いているのですが、今夕は、地元からはちょっと離れたところにある、とある相手方病院に、事前にお願いして、弁護士、患者様、医師の方々が同席のもと、説明会を開催して頂きました。
超ベテランの先生のご指示のもと、事前に色々な医学論文を読ませて頂いたり、その先生の人脈の広さで、複数の専門医の先生から医学的なご意見などを伺わせて頂いて(=患者様側の代理人に協力して下さるドクターは、本当に稀で、そのドクターの方々も、匿名でカルテをご覧になって下さったうえで、ご意見を頂戴することが殆どです)、超ベテランの先生の知識をお借りしながら、素人なりに医学的機序を一定程度理解したうえでの説明会の出席となりました。
雰囲気としては、勿論友好的とはいきませんでしたが、概して粛々と進んだ感じとなりました。説明会では、医師会の代理人弁護士などが出席することも多いのですが、今回はそのようなことはありませんでした。
案件としては、他の病気で入院中に、別の病気が発症してしまい、早い段階で専門病院に搬送して下さったら、結果が異なったかも知れない、後遺症が残らなかったかもしれない、という事案なのですが、今回は、私が研鑽を積むうえで、主に当職の方から、事前に開示を頂いているカルテや看護記録の齟齬や乖離などをお尋ねしたり、時折超ベテランの先生に質問のフォローを頂いたりというスタイルで進行致しました。
結果としては、病院側のご回答が、事前に頂戴していた文書での回答書と開きがあったり、事実関係が病院側と患者様側で全く違ったりということが明らかになったのですが、このことと、他の病気が発生してしまい後遺症が残ったこととの因果関係がはっきりしない(立証が困難な)事例ですので、なんとか双方の話し合いで解決ができればいいなと思っております。
なお、参考webとしましては、いずれも月額4000円の有料になりますが、
・ 医学中央雑誌 http://www.jamas.or.jp/ (有料での文献や論文取り寄せ)
・ 今日の診療プレミアム http://www.so-net.ne.jp/m3/k-shinryop/
・ 慶應大学の図書館などが参考になります。
弁護士の業務としては、さまざまなことがございます♪
建築事件では、建築士の先生に意見書を書いて頂いたりも致します。
以上、ご参考になれば幸いです。
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